浮気調査前の基礎知識

浮気調査で離婚が有利になる?!有利になる証拠の集め方

浮気調査で離婚が有利になる?!有利になる証拠の集め方

「浮気をしている夫・妻と離婚したい!」
「慰謝料をすんなり払ってもらえるか心配!」
「どうしたら離婚の条件を有利に出来るのか?」

など、離婚を有利に進める為に「浮気調査」「証拠集め」についてご紹介します。

浮気が発覚し離婚に至っても有利な条件にならない事実

「浮気」が原因でも「性格の不一致」で離婚する理由

離婚理由で一番多いのが何かご存知でしょうか?

離婚理由で最も多いのが「性格の不一致」です。

しかし、これは正確な実態を表しているとはいえない部分があります。なぜなら、浮気が原因であったとしても、裁判所にその事実を認定してもらわなければ、浮気による離婚にはならないからです。

相手の浮気をどうしても許すことができなければ、とにかく一刻も早く離婚したい。そう考える人が少なくありません。

そのため、理由はなんでもいいので「とにかく離婚したい!」そう考えて離婚する人がいます。そして、この場合の離婚理由が、性格の不一致とされる場合が存在するのです。

当然、浮気をされた方は、浮気を確信できるだけの理由があったはずです。

しかし、浮気された側が、浮気を確信できるだけの理由であったとしても、裁判所では浮気の証拠としては弱すぎると判断する場合があります。

有利に離婚したいと考えるならば

浮気されていると確信して離婚したいと思うのであれば、裁判所が浮気だと認定するだけの材料が必要になります。

材料は多ければ多いほど、離婚の裁判は有利に進めることができます。

では、離婚を有利に進めていくためには、どのような証拠が必要になってくるのでしょうか?

浮気を立証するのであれば、自分が浮気を確信するだけでの証拠では足りません。裁判所が認めるだけの証拠が必要になってくるのです。

浮気が原因で有利に離婚するための準備

浮気の証拠は数を集める

離婚を有利に進めるためには、確実な証拠を集める必要があります。

証拠は多ければ多いほどいいので、集められるだけの証拠を集めましょう。

確実に浮気をしているということが分かっても、裁判で認定されるだけの証拠が集まっていないのであれば、相手を問い詰めたりしない方がいいでしょう。

感情的になる気持ちは分かりますが、裁判を有利に進めていくためには冷静な判断と、多くの証拠が必要になってきます。

一旦、怒りの感情は無視して証拠集めに専念した方が、後々、自分を助けることになります。

感情的になりそうな時には、離婚を有利に進めるために必要だと自分を納得させて落ち着かせるようにしましょう。

集める証拠は、どんなものでも構いません。

怪しいと感じたことをメモしておくというのも方法です。帰宅時間を記録していくのもいいでしょう。

帰宅時間を記録しているうちに、特定の曜日だけ帰りが遅いということが分かれば、その曜日に浮気相手と会っている可能性も高くなります。

そして、実際にその曜日に会っていることが分かれば、状況証拠の一つになります。

このように、多くの情報を集めて整理することによって見えてくる部分もあるのです。

少しでも、気になったことがあれば、メモとして残しておくようにしましょう。

裁判で必要な証拠とは?

浮気だと裁判所に認定してもらうためには、相手に不貞行為があったことを証明しなければいけません。

普通に考えれば、大人が夜に異性の家に行き数時間出てこないとなれば、不貞行為があったと疑われても仕方がありません。

しかし、このような場合でも、裁判で相手が言い訳できる余地は存在します。

仕事の打ち合わせで二人きりで飲みに行ったが、飲み過ぎて気持ちが悪くなり、少し休ませてもらった。

この、誰も信じないような言い訳が裁判所では通用してしまうこともあるのです。

そのため、1回ぐらい相手の家に出入りする写真があったくらいでは、裁判を圧倒的に有利に進めていくことはできません。

しかし、頻繁に出入りしていることが分かれば、話は違ってきます。

そこで、知っておきたいのが裁判所で不貞行為があったと認定してもらいやすい状況です。

  • 頻繁に浮気相手の家に出入りしている状況
  • 不貞行為を感じさせるメールやライン
  • 頻繁に深夜に会う、長時間共に過ごす

以上のような状況証拠が裁判で不貞行為と認定されやすいものとなっています。

相手の言い訳を防ぐために必要なこととは?

言い訳できない状況をつくる

1回ぐらい相手の家へ出入りしている写真があっても、言い訳することはできます。

では、言い訳できないようにするためには、どうすればいいのでしょうか?

それは、数です。

相手の家に頻繁に出入りしている写真があれば、たまたま飲み過ぎて休ませてもらったなどという言い訳は通用しません。

離婚を有利に進めるためには、言い訳できない状況を作れるかどうかにかかっているのです。

浮気の写真と動画、証拠として強いのは?

浮気の証拠としてイメージするのは写真ではないでしょうか?

最近では、カメラの性能も上がっているので、夜でもきれいに撮れます。

しかし、カメラの性能が上がっているのは静止画だけではありません。動画の機能も格段に上がっているのです。

そこで、気になるのが写真と動画、どちらが証拠として強いのか?という点です。

答えは、動画です。

写真の場合には、専用のソフトなどを使って加工することができます。

もちろん、動画も加工は可能ですが素人ができるほど簡単ではないので、証拠としては動画の方が強くなります。

また、写真の場合にはシャッターチャンスを逃してしまう心配もありますが、動画ならばカメラを回し続けていれば全て録画できるので、撮り逃すということがありません。

以上の点から、証拠としては写真よりも動画の方が強いといえるのです。

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自分で浮気の証拠を集める方法

浮気調査がバレたら終わり

浮気の証拠を自分で集めようと考える人もいます。

しかし、自分でするのであれば忘れてはいけないことがあります。それが、バレたら終わりということです。

もし、浮気を疑われていると思えば、相手は行動を控えるようになります。

今までの行動を見直し、あの手この手を使ってバレないようにするはずです。

そうなってしまっては、プロでも証拠をつかむのは難しくなってしまいます。

費用などの問題で探偵への依頼をためらっている人は、簡単な状況証拠だけ集めて、最後の証拠集めの時だけ探偵に依頼するという方法もあることを忘れないでください。

毎週何曜日に会っているのかが分かっている場合などには、調査費用はグッと安くなります。

良心的な探偵事務所であれば、こちらの相談に乗ってくれて状況に応じた見積もりを出してくれるはずです。

浮気の証拠はどこを調べるのか?

簡単な状況証拠だけ自分で集めて、最後の撮影などは探偵に依頼すると費用が安くなると紹介しました。

では、簡単な状況証拠をどうやって集めればいいのでしょうか?

そのヒントは、パートナーの持ち物の中にあります。例えば、携帯電話には多くの個人情報が入っています。

電話番号はもちろん、メールアドレスなども入っているはずです。

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当然、浮気している人は浮気を隠そうとするので電話帳に入っている名前は同性の名前を使用しているかもしれません。

それを見抜くためには、メールアドレスの確認が役に立ちます。

メールアドレスに女性の名前が入っているのに、電話帳の名前が男性になっていればおかしいですよね?そのような矛盾点を探していくのです。

また、財布の中身にも気をつけましょう。

レシートがあれば、日付が記載されているはずです。

残業だといっていた日にレストランに行っていた。そのような事実が判明することもあります。

その他にも、パソコンのネット履歴も役に立ちます。履歴を見れば、相手が何に興味を持っているのかが分かるからです。

車のカーナビの履歴や座席シートの位置にも小さなヒントは隠されています。

さまざまなところに、証拠となる材料は隠されているのです。

一つひとつを丁寧に探していき、記録していくことによって、言い逃れができない状況を作っていきましょう。