浮気調査前の基礎知識

写真があっても浮気調査は成功したといえない!?

写真があっても浮気調査は成功したといえない!?

浮気調査をする前に知っておくべきこと

浮気調査の目的とは?

恋人やパートナーが浮気をしているかもしれない。

そう感じ始めたら、日々の生活もままならなくなります。相手の行動がいちいち気になってしまい、全てを疑ってしまうようになるかもしれません。

そこで、自分で浮気調査を行おうと考えます。

しかし、浮気調査を始める前に、自分の中で明確にしておかなければいけないことが、浮気調査の目的。

浮気調査を行えば、失敗しないかぎり必ず白か黒かという答えが出ます。

そして、大切なのはその後。浮気の証拠をつかんでどうするのか?という点にあるのです。

もし、浮気の証拠を突きつけ、辞めさせることが目的なのであれば、揃えるべき証拠の数は限られてきます。

なぜなら、相手が言い訳しようがない証拠を掴めばいいだけだからです。

しかし、黒ならば離婚して慰謝料を請求する。

このように決めているのであれば、裁判で浮気だと認定される証拠が必要になってきます。そのため、調査を始める前に浮気調査をする目的を明確にしておかなければいけないのです。

浮気調査における写真の意味

浮気調査における写真の意味は、決定的な証拠という部分にあります。

つまり、裁判を通じて慰謝料を手に入れるための材料ということです。

そこで、大切になってくるのが、どのような写真なのかという点になります。

「二人で手をつないで街を歩いている写真であれば、証拠となるのでしょうか?」
「デートの様子をビデオカメラで撮っていれば証拠になるのでしょうか?」
「相手のマンションに出入りしている写真があれば証拠になるのでしょうか?」

本人に問い詰める時には、それでも十分な証拠になるかもしれません。

しかし、裁判で証拠として提出する場合、それらは証拠として認められない可能性が出てきます。

ラインやメールの写真は証拠にならない?

裁判で浮気と認定されるために必要なこと

裁判で浮気をしたと認定される証拠は、明らかな不貞行為があったと認識されるものでなければいけません。これが非常に難しい問題。

手をつないで街を歩いている。パートナーからすれば、それも立派な浮気だと感じるかもしれません。

しかし、裁判では手をつないでいる写真を提出しても証拠とは見なされない可能性が高いのです。

「浮気が原因で離婚する」このことを裁判所で認めてもらうためには、配偶者が不貞行為をしたということを立証する必要があります。

そして、裁判所では不貞行為の証拠について厳しく制限しているのです。

なぜ、このように厳しく制限しているのかというと、詐欺行為を防ぐためという、裁判所の言い分があるからです。

ラインやメールの写真が証拠にならない理由

裁判所に浮気だと認定してもらうためには、不貞行為を行ったという確かな証拠を提出しなければいけません。

ラインやメールの内容だけで明らかに浮気をしていることが分かる場合もあります。

メッセージの最後に「愛してる」なんて言葉が入っていれば、誰でも浮気をしていると分かります。

しかし、そのメッセージを撮影しても、裁判では有力な証拠とはいえないのです。

なぜなら、不貞行為をしているという証拠にはならないから。

ただし、決定的な証拠にはなりませんが、状況証拠としては判断材料になるので、全く役に立たないというわけではありません。

また、メールの内容に明らかに不貞行為があった事実が書かれていれば、強い証拠にもなるのですが、そのようなケースは少ないでしょう。

浮気調査で写真を撮る時の注意点

バレないように細心の注意を!

浮気調査を自分で行うという人もいるかもしれません。

証拠となる写真を撮影するだけだから、自分でもできる。そう考えている人は多いようですが、あまりおすすめはしません。

なぜならば、尾行というのは、そんなに簡単なことではないからです。

浮気調査のプロである探偵も、一人きりで尾行を続ける難しさを知っています。

そのため、尾行時には二人から三人体制で行うことが普通とされているのです。

それに、自分で尾行していて見つかってしまった時、証拠をつかむのは難しくなってしまいます。

尾行されていると分かれば、浮気相手と会う回数も減らすでしょう。今まで以上に行動に注意するようになります。

そうなってしまっては、動かぬ証拠をつかむのは難しいといえます。

もし、自分で証拠の写真を撮影しようと考えているのであれば、相当の注意と準備が必要です。

事前準備も必要

浮気調査を行うには、どのような準備が必要なのでしょうか?

もし、相手の携帯の中身を確認できるのであれば、次に会う予定日や行動内容を把握しましょう。

それによって、先回りすることができ、尾行して見つかるというリスクがなくなるということです。

また、行く場所が分かっていれば、「どのように撮影するのか?」「撮影場所はどこにするのか?」という計画をたてることができます。

初めて訪れた場所で、特定の人物をバレないように撮影するというのは、想像以上に難しいです。

しかし、このように相手の行動を把握できる人というのは少ないはずです。

相手もバレないように手を打ってあるので、携帯にはロックがかかっているでしょうし、メッセージは確認次第、消去している可能性も高くなるからです。

では、どうすればいいのでしょうか?

この場合、調査には時間がかかってしまいます。まずは、相手の行動を把握することから始めましょう。

「週末だけ帰りが遅い」「特定の曜日だけ帰りが遅い」このような状況が分かっているのであれば、調査日をその日にします。

また、財布にレシートなどを入れておく癖がある場合には、レシートの中身を確認してみてください。

「決まった曜日に特定のお店に行っている」そのようなレシートを確認することができれば、浮気相手と行っている可能性があります。

とにかく、一番まずいのは浮気調査をしていることがバレることです。

いきなり撮影しようとするのではなく、慎重に時間をかけて調査するようにしましょう。

プロに頼むという選択肢

プロは必要な写真を分かっている

浮気調査のプロといえば、探偵です。

「どのような行為が危険なのか?」
「リスク回避のために何が必要なのか?」
「裁判所で求められる証拠は何か?」

素人では分からないこれらのことも、長年の調査で分かっています。

素人が、バレないように尾行して浮気現場の写真を撮るというのは、現実的に考えてかなり無理があります。

だからこそ、プロに頼むという選択肢も頭に入れておくようにしてください。

何度も繰り返しますが、調査していることが一度でもバレたら、証拠をつかむのは難しくなります。

だからこそ、プロに頼むという選択肢は頭に入れておくようにしましょう。

専用の機材とノウハウで白か黒かを明確にしてくれる

浮気現場を撮影する時には、カメラなどの機材にも気を付けておかなければいけません。

夜であれば、暗闇でもフラッシュ無しで綺麗に撮れるものでなければいけませんし、あまり近づいて撮影するわけにもいきません。

だからこそ、カメラの性能は大切になってきます。

しかし、趣味がカメラでない限り、高性能なカメラを持っている人は少ないでしょう。

安価なデジカメではできることが限られています。プロに頼めば専用のカメラや機材によって、証拠となる写真を手に入れることができるのです。

自分で撮影すると、ピンぼけなどで証拠として使えない写真になる可能性もあります。

せっかく苦労して撮っても、証拠として使えないのであれば意味がありません。

確実に白黒をつけたいのであれば、やはりプロに頼るのが賢い選択といえるでしょう。