夫・妻が浮気をしていた！「離婚して慰謝料請求をして罰を受けさせたい！」と思うのは、結構普通のこと。
浮気をされた側（あなた）としては精神的にかなり傷つき、その精神的苦痛を慰謝料請求という形で行うことは可能です。
もくじ
浮気調査で慰謝料請求は可能？どんな条件？
夫婦間でどちらか浮気をして、離婚となった際には慰謝料請求をすることが出来ます。
慰謝料請求する相手は2種類
夫・妻が浮気した場合、本人に慰謝料請求をすることが出来ますが、その浮気相手にも慰謝料請求をする場合の2種類があります。
妻の浮気相手の男性「間男（まおとこ）」や夫の浮気相手の女性「間女（まおんな）※一般的には言わないが意味合い的に）」に慰謝料請求をすることが出来ます。
夫・妻から慰謝料請求する場合の条件
- 夫・妻が浮気をした証拠（写真や動画）。
- 慰謝料を支払える能力がある。
夫婦関係が破綻し離婚となった場合、浮気をした夫・妻から慰謝料請求をすることが出来ます。
その為には、浮気の証拠が絶対条件となります。
浮気の証拠が無い場合、法的に慰謝料を請求することが難しくなります。
もし、二人の話し合いで慰謝料の額が話せるのであれば、お二人の間で決めることもできます。
また、慰謝料請求をすることが出来ても、相手に支払い能力が無ければ慰謝料の額が少なくなります。ここは相手の所有する財産や職業で変わってくるところです。
夫・妻の浮気相手に慰謝料請求する場合の条件
- 浮気相手が婚姻関係にあるのを知っていた。
- 浮気をされたことで、苦痛を受けた。
- 浮気相手が浮気をしていた証拠（写真や動画）。
等が重要な要素となってきます。
1番の「浮気相手が婚姻関係にあるのを知っていた。」は相手がウソをつく可能性がありますが、相手が知っていた場合はより多く慰謝料請求ができるようになります。
2番の「浮気をされたことで、苦痛を受けた。」は、通常であれば精神的に苦痛を受けているので、特に考える必要はありません。
3番の「浮気相手が浮気をしていた証拠（写真や動画）。」が実は最も重要な要素で、これが無い事には話は進みません。
1番も2番も証拠が無い事には証明できないので、3番の証拠が必要となってきます。
婚姻関係になくても慰謝料請求は可能
浮気調査で慰謝料請求をする前提条件としては、男女が婚姻関係にあることが基本になります。
婚姻関係にある男女は法律的にも添い遂げることが義務付けられていますので、それを壊す原因となる浮気や不倫では慰謝料請求が可能になります。
ただし付き合っているだけのカップルであっても慰謝料請求が可能なケースはあります。
例えば「結婚しようと約束していた」「長期に渡って同居していた」「周囲に婚姻報告をしていた」など、これらのケースであれば、婚姻関係になくても慰謝料請求が可能になる場合があります。
浮気の決定的な証拠をつかむことが必要
ただし、なんとなく配偶者が浮気をしているのではないか程度の認識では、慰謝料を請求しても裁判で負けてしまいます。
裁判で勝って慰謝料を得るためには、浮気の決定的な証拠をつかんでおく必要があります。浮気や不倫の境界線は人によって認識が異なる場合がありますが、法律的には離婚事由として規定される不貞行為を立証する必要があります。
不貞行為とは配偶者がいる人が配偶者以外の異性と性的な関係を持つことと定義されていますから、このことが第三者にも明確にわかるような証拠をつかんでおくと裁判でも浮気の決定的な証拠として扱われるでしょう。
そのため、一般的な浮気行為としてただ異性と交際しているだけの場合、この不貞行為に該当しないことになりますから裁判でも勝てる見込みはかなり少ないです。
不貞行為を誰が見てもわかる状態で証明するためには、彼女が浮気相手の自宅に5回以上等出入りしていることがわかる写真などの決定的な証拠が必要になるというわけです。
慰謝料の請求金額はいくらくらい？
慰謝料相場は50万円～300万円
浮気の決定的な証拠をつかんだとして、実際に慰謝料請求の裁判を起こした場合慰謝料の相場はどのくらいなのでしょうか。
慰謝料はどのような行為をしたからいくらという明確な決まりはないのですが、相場としては50万円～300万円の間が相場となります。
目安としては離婚も別居せず夫婦関係を継続する場合は50万円～100万円。
浮気が原因で別居に至った場合は100万円～200万円。
浮気が原因で離婚に至った場合は200万円～300万円。
が相場と考えておきましょう。
ただし、これはあくまで相場であって浮気・不倫によって受けた精神的な苦痛によって上下します。
慰謝料が増額できるケース
慰謝料の相場は50万円～300万円であると紹介しましたが、場合によっては慰謝料が増額されるケースがあります。
たとえば、「浮気相手と一緒になりたいがために離婚」「結婚期間が長い」というように浮気された側の被害が大きいと認められた場合は慰謝料が増額されます。
話し合いで慰謝料請求することも可能
当人同士の話し合いで関係が修復できないとなった場合、いきなり裁判をするのではなく話し合いで慰謝料請求をするという手段をとることも可能です。
その場合「慰謝料請求をする意思」と「希望慰謝料額」を明確に伝えた上で話し合いをする必要があります。話し合いでの慰謝料請求は裁判費用などがかからずにすむというメリットはありますが、後になってから「いった・いわない」でもめることがあります。
そのため、話し合いの内容はしっかり音声・書面で残しておく、慰謝料を請求する際には内容証明で郵送するといった対策をとることをおすすめします。
話し合いでの合意であっても証拠がしっかりしていれば、支払いが行われなくなったケースでも法的に請求することが可能です。
話し合いで解決するケースであっても、しっかりと対応するように心がけましょう。
修復不可能な場合は探偵・弁護士に相談
夫婦関係の修復が不可能で相手方に話し合いの意思がないという場合、最終手段として探偵・弁護士に相談するという手段をとることになります。
浮気・不倫の裁判で勝利するためには、相手が不貞行為をしたという明確な証拠が必要です。そのためには不貞行為の証拠をつかむ専門家である探偵に依頼して、決定的な証拠を押さえてもらうことが裁判を有利に進めてくれます。
また、裁判は専門知識が必要になりますから、離婚関係に強い弁護士に相談するという手段をとれば裁判に勝てる可能性も高くなっていきます。
ただし探偵・弁護士いずれも安くはない金額がかかります。
せっかく探偵や弁護士に依頼して裁判に勝利しても、裁判で得た金額がかかった費用より安くては赤字になってしまいます。
そうならないためにも浮気調査に強い探偵・弁護士に相談してあらかじめどのくらいの金額が得られそうか確認をしておくことが大切です。
夫婦関係に強い探偵・弁護士であれば、今までたくさんの現場を経験していますから、今回のケースではどのくらいの金額が慰謝料として見込めるかの概算を出してくれます。
その概算をもとに本当に裁判を起こす必要があるのか、しっかりと検討していきましょう。
浮気調査におすすめの探偵事務所
ここまで浮気調査で慰謝料請求が可能かどうかについて解説してきました。しっかりと慰謝料請求を行うためには、浮気調査に強い探偵事務所に依頼する必要があります。ここからは浮気調査におすすめの探偵事務所を紹介していきます。
原一探偵事務所
まず紹介するのは原一探偵事務所です。人探しなどのテレビ番組でもよく見かける会社なのですが、浮気調査にも強く浮気調査を44年にもおよぶ実績を誇っています。これまでに11万件以上の実績がありますから、経験豊富な探偵に依頼したいという人におすすめです。
HAL（ハル）探偵社
続いてはHAL（ハル）探偵社です。
HAL（ハル）探偵社は全国に無料出張可能で、即日対応可能なお客さんに寄り添った探偵事務所です。気になる料金についても初期費用がかからず、成功報酬の後払い制度をとっています。
その他にも事前に無料見積りを出してくれるので、料金面では非常に安心できる会社です。
もちろん料金面だけでなく、信頼できる探偵が対応してくれますから口コミでも好評の探偵事務所です。
ALG探偵社
最後にはALG探偵社です。ALG探偵社は代表の金﨑浩之さんをはじめ、70人以上の弁護士が所属している探偵事務所です。
弁護士もたくさん所属している探偵事務所なので、浮気の証拠をつかんだらそのまま弁護士に依頼できるという手軽さがあります。全国に9つ拠点がありますので、裁判を前提として浮気調査を考えている人におすすめの探偵事務所です。
